ディズニーの微妙な表情も表現する3D技術で「不気味の谷」を越えられるかもしれない
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「不気味の谷」とは、ロボット工学者の森政弘が1970年に提唱した現象で、ロボットがロボットだと思いづらいほどに人間に近づいた(しかし人間ではない)ような不安定な物体に対して人が抱く嫌悪感です。
微妙な表情、しかもリアルな人間が行ったものを一般化できるなら、大量のCGのキャラクターを一般化された人間の表情をさせることができるから、不気味の谷を越えられるかもしれない、ということだそう。
ちょっと楽しみなような、でもそのCGが人間なのかロボットなのか分からないなんて、マトリックスの世界観が近づいてきますね。3D International Conference on 3D Vision (3DV) という先週開催された国際会議で発表された技術ですね。
例えば自然の笑顔と作り笑いの場合、顔の表情筋の使い方だけではなく、相手の発言から笑顔が発現するまでの時間も微妙に異なることが知られています。
例えばですが、作り笑いは相手の発言から瞬時に出るのに対して(笑わなきゃ、という意識がそうさせるのかと)、自然な笑顔は脳で発言を理解してから笑うのでワンテンポだけ遅れるのだとか。ということは、付き合いで笑うときも意識してワンテンポ遅らせれば・・・
その他の心理学的知見については例えば下記を御覧ください。
社会的笑いに関する心理学研究の動向
https://mejiro.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=185&file_id=21&file_no=1"簡単にいえば「部分的表情要素が顔全体にどのように影響するかを学習するニューラルモデル」だ。これは単一の顔を超えて一般化できる。また演繹的に要素を操作するリニアモデルではない。部分が全体と相互作用することにより、極めて高い柔軟性がもたらされる。"