バイデン氏、広報の要職を女性で固める 大統領報道官にサキ氏
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注目のコメント
アメリカでは、広報と人事の専門家は女性が圧倒的に多く、「よい人を集めたらたまたま全部女性だった」ということも十分あり得ます。
広報(PR)と人事(HR)に加え、株主対応(IR)と調査(Research)を加えた「4R」専門職が「女性指定席」になっていて、これはこれで「営業や技術などの企業の根幹的な部分に女性がなかなか入り込めないのに、管理職の人数合わせにうまいこと使われる」という現実があります。
ですので、このニュースもどう評価すべきか、私的にはmixed feelingです。実は菅政権も内閣広報官は女性を起用しています。元総務省の山田 真貴子さん。目立つ位置なので、景色が変わります。ステレオタイプを払拭するためにも、景色が変わることは本当に大事です。
あとは海外のトップの会見を見ていると、手話通訳は男性も多い。これも「手話通訳は必ず女性=アシスタント的な仕事は女性」というステレオタイプを作っていますね。
https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/kanbu/2020/yamada.html数は大事で、NPのコメントも女性のプロピッカーが増えたことで女性の中にも意見の多様性が見られるようになってきて、だいぶこうしたニュースのコメントの雰囲気が変わってきたように思います。
ただ「多様性」というのは人種やジェンダーだけではなく、様々な経験や立場が考慮されたほうがいいので、この件については少し極端で固めればいいわけじゃないというのと、海部さんがコメントされているように、結局「広報」=女性が向いているみたいなイメージはそれはそれでよくあるステレオタイプな感じはあるので、他のポジションも合わせ、実際どのような多様性になっていくのかが注目ポイントかなと思います。
そもそも女性の副大統領が初めてというのも、日本に比べればかなりマシですが女性リーダーの国も多く出てきていることを踏まえると意外と米国のガラスの天井の厚さを示しているようにも思います。