23年に慶応大「歯学部」 東京歯科大と統合協議開始
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私立大学と国立大学の統合ですよね?
学費体制はどうなるのでしょうか?
私立側に統一されるのであれば、もともと入っていた人などは突然料金が高くなってしまう?
注目のコメント
内部の人間としては、なんとなく予想していた流れでした。
共立薬科大学と合併し、薬学部としたことや、東京歯科大学市川総合病院が慶應大の系列病院であることから、元からかなり繋がりは強い大学です。
慶應の医療系学部は医薬看とありますが、残るは歯学部でしたから、これで大きな所は揃うことになります。
理工学部や環境情報をはじめとしたバイオサイエンスも強みがある大学だけに、更に歯学部も持つとなると研究面でも強みになりそうです。
そして慶應医は(名義上)分院が今ありませんが、合併となると市川総合病院は慶應大の病院となり、分院となるかもしれません。現実的にも、湘南慶育など小規模な分院に近い病院はあったとしても、市川総合病院並みの大病院はこれまでに例がなく、大学の体制としても大きな変化になる可能性が高いです。東京歯科大の大学病院の医科部分はほぼ全科が慶應大学からの派遣で構成されており、逆に慶應大学病院の歯科は東京歯科大からの派遣と、臨床実地自体はすでに統合されているかのような人材構成となっていました。
内部では薬学部ができた頃から、いずれ歯学部もできそうだとよく話題にあがってきたところではないかと思います。
更なる高齢化を迎えるにあたり、医科歯科連携は今後ますます重要視されるところです。経営の問題だけでなく、臨床的な発展という意味でも日本にとってポジティブな統合になればいいといちOBとして願っています。これはビックニュース。
平成24年に既に東歯と慶應医学部は連携協定を締結しているみたいですが。今後更に歯学・医学の連携を深める方針なのかなと推測。薬学部や他学部もあるのでいいですね。
ちなみに、私立歯学部の中には定員割れや、国家試験合格率も50%下回る年が続いているところもあり、今後も二極化が進んでいくように思います。