【激戦】セールスフォースがSlackを買収して「変わること」
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注目のコメント
セールスフォースによるSlack買収の波及効果について、個人的なコメントがいくつか掲載されてます。SaaS、クラウド、B2Bという切り口で、グローバルな勝ち組企業が出てきています。その結果、初期フェーズの企業と、上位の勝ち組企業との顧客基盤、財務力、時価総額の差は広がっています。過去のITサービス、パッケージソフト、半導体等の業界でみられたように、今後各企業が「買い手」と「売り手」に明確に分かれ、どんどん大手企業の規模が拡大する方向で一定の集約化が進むと思われます。
日本企業も競争環境の「ギア」が変わっていくことを想定し、成長戦略や財務戦略を考えていく必要が出てきます。オフィスワーク向けDXツール総合ベンダのセールスフォースはひたすらに買収戦略により垂直統合型ロールアップに邁進している。その勝ちパタンが確立されている。その面においては業種も国も全く違うが日本電産に通じる。
ただし買収評価額は真逆のグローススーパーハイバリューである点が大きく異なる。
その点から見れば、自社の評価マルチプルも同等十分に高い事、株交換ゆえ実質結果的には合併に近い事などを鑑みれば、スーパーハイバリューもある程度正当化できるし、それもこれもPMIの仕上がり、業績の結果で判断されるのみで、その重圧を超えての判断は結局はトップの決断によるのみ。昨年10月時点でDAUが1200万と発表していたSlack。Teamsは1.12億ユーザーと大きく引き離されています。
Salesforceによる買収騒ぎはよくありますが、今回は本気度が強そうです。実現したらMulesoft(65億円)、Tableau(1.7兆円)に続く大型買収です。
関係者によると来週以降でまた詳細が出てくるとのこと。確かに今は米国では感謝祭という一大イベント真っ最中ですからね。
次回速報が楽しみです。