[東京 26日 ロイター] - キリンホールディングスは26日、豪飲料事業の全株式をオーストラリアの乳業大手ベガ・チーズに409億円で譲渡すると発表した。
この譲渡による影響は来期に計上される予定で、2020年通期業績予想に与える影響は軽微という。
キリンの豪飲料事業を巡っては、いったん中国蒙牛乳業に売却することが決まったが、豪政府に阻止され、8月に破談となっていた。
*内容を追加しました。
[東京 26日 ロイター] - キリンホールディングスは26日、豪飲料事業の全株式をオーストラリアの乳業大手ベガ・チーズに409億円で譲渡すると発表した。
この譲渡による影響は来期に計上される予定で、2020年通期業績予想に与える影響は軽微という。
キリンの豪飲料事業を巡っては、いったん中国蒙牛乳業に売却することが決まったが、豪政府に阻止され、8月に破談となっていた。
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豪飲料事業はキリンがグローバル化の一貫で1998年に1000億円出資して連結子会社化し、その後2009年に残りの株を2500億円で買い取って完全子会社化したものです。
それを409億円で売却とは、とほほ…な感じです。なぜこうも無残な結果になったのか学びとすべく共有してほしいところです。
いずれにしても失敗したとしても日本企業は海外に打って出るしかないわけですから、少なくともチャレンジを讃えたいです。
キリンは3000億円で買収した豪州事業を409億円で手放すことになりますね。一方、アサヒは今年、豪州事業を1.2兆円で買収しています。買収時点では日本勢の対決と言われましたが、状況が変わってしまいました。
キリンは17年にブラジルから撤退。これも手痛い失敗でした。ただ、昨年、米国のクラフトビール3位の買収を発表していて、海外展開の再構成を図っています。株式市場は今回の売却を好感しているそうですから、選択と集中はどんどん進めたほうがよさそうです。
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