【新】郊外ブーム再来。「国道16号線」回帰現象を読み解く
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コロナ下で注目される「郊外」。なかでも、子育て世代に支持されているのが、町田や柏などの「国道16号線」沿いの街です。一時期は「少子高齢化でさびれる一方」などのネガティブイメージで語られることも多かったエリアが、ここにきて活況を呈しています。
郊外というと、「都心の延長線上」というイメージがあるかもしれませんが、実は古代から栄えていたのは、都心よりも16号線エリアのほうが先。しかも、政治、経済、カルチャーのすべてにおいて時代をリードしてきたという、知られざる歴史があります。
場が人を呼び、人が人を呼んできた「16号線エリア」。その魅力と謎をときあかした『国道16号線 「日本」を創った道』(新潮社)を刊行されたばかりの柳瀬博一さんに、今回はお話を伺いました。身近な土地なのに、知らないことがあまりにも多いのに驚かされます。刺激的な「郊外論」を、ぜひお楽しみください。東京が都心で有り続けた背景は、江戸も現代も「通勤」であるという点と、16号線エリアには街と自然の両方を満たせるポテンシャルがあるという点は仰る通りかと思います。
一方で、だからといって都心 → 郊外に人口が大きく動くような予測には懐疑的です。求められるライフスタイルの多様化と人口減少が重なっているため、減っているパイの奪い合いとなる地域間競争が激しくなっていくという見立てです。街と自然を求める人もいれば、都心のライフスタイルを楽しみたい人も残るはずです。
また、流山では子育て世帯をターゲットとした都市マーケティング戦略が奏功しており(①)、柏市では三井不動産も巻き込み新都市建設の動きが背景にあります。つまり、独自戦略により地域間競争の勝者として子育て世帯を惹きつけているのが実態で、16号線沿いという立地だけでは人は来ないかとも考えてます。
最後に街道沿いが栄えている事例について、その歴史性に惹きつけられたというよりも(そう思いたい気持ちは同感ですが…)、単に幹線道路を整備する用地として旧街道が適していたことが背景かと考えています。車社会の地方都市では、ロードサイドのマーケットが強いため、名店もロードサイド(旧街道沿い)に生まれたという背景。
①:https://toyokeizai.net/articles/-/16818コロナだ、移住だ、というような内容かと身構えましたが、コロナとは関係なく、都心の不動産高騰によって子育て世代が郊外に流出している、という内容で非常に納得感がありました。やはり子育て世代としては子供の数で家のサイズが変わるもので、自身も近い中でDINKS→子供1人→子供2人にあわせて、徐々に広い家に2回引っ越しをしています
子どもが2人いると子供部屋にとられると仕事部屋が無くなってしまうのが目下の悩みですが、なかなか4LDKなんて物件そもそも一般的ではないですよね。。