なぜ、変革の取り組みが成果に結びつかないのか?
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白桃書房の運営されているエドガー・シャインの特集ページに私のインタビューが掲載されました。(写真がでかくてすいません・・・)
自分自身は、企業変革やイノベーション推進を中心に研究と実践支援を行っている身ですが、実践のプロセスにおいて、エドガー・シャインの『プロセス・コンサルテーション』には学ぶことが多くありました。
このインタビューでは、『プロセス・コンサルテーション』の考えを入り口にしつつ、企業変革について、実践について、色々と語っていますが、とりわけ、あまり今まで語っていなかったことで言うと、ここ数ヶ月で考えるようになったのは、自分は、企業経営の中にケアの思想を取り入れたいのだな、ということがあります。
これをベースに、企業変革やイノベーションの推進を図る、というのが自分の目指したいところなんだなと。
ケアというのは、痛みを取り除くとか、元気な人をもっと元気にするとかではなくて(ミルトン・メイヤロフの言葉を引き出すまでもないことですが)、その人や組織にとって必要なことをすること、そして、そのことを通じて、自分自身もまたケアされる、ということであろうと思います。
そんな観点で、最近考えていることを色々と語っていますので、よろしければご一読ください。いつもながら、対話の解像度が高く勉強になります。学校でも「対話重視と言いつつ、雑談止まり」という現象が蔓延っている気がします。
また、プロセス・コンサルテーションは、2人以上の組織に身を置く人にとって(つまり全員)が持って欲しい概念ですね。相手が抱く希望に寄り添うための対話は必要だが、自分の偏見は取り除く。
僕は答えを持ってない。当たり前だけれど、勘違いしがちな自分への戒めにもなります。それに、他責がちだったり、課題の分離ができずに落ち込む自分に対しては、少し優しくなれるそんな記事でした。