米経済なお「深い穴」、感染拡大は成長鈍化リスク=NY連銀総裁
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経済の最も手っ取り早い稼働率を見るには、失業率が一般的です。
それを見れば、依然として失業率は6.9%とコロナショック前より3%以上高い水準ですから、米経済なお「深い穴」とはその通りでしょう。
リーマン後のテーパリングでさえ4年以上かかってますから、今回も米金融緩和は長期化の様相です。米国に限らずどの国にも言えることですが、これから3段階の経済下振れリスクに直面すると思います。
1.感染再拡大による活動制限
2.ワクチン効果が期待外れ
3.移民・結婚・出産減少による潜在成長率の低下2月を景気の山とした場合、失われた雇用は10月末時点で1000万人です。ちなみにリーマンショックを伴う07年12月を山とする後退局面では最大で失われた雇用は900万人弱でした。すなわち、未だに「リーマンショック後の最悪期より最悪」という現実があります。まさに「穴」とはよく言ったものです。