[東京 11日 ロイター] - 三越伊勢丹ホールディングスは11日、子会社の三越伊勢丹が保有する三越伊勢丹不動産の全株式を、米ブラックストーン・グループなどに譲渡すると発表した。2021年1月4日の譲渡実行を予定している。

株式譲渡により第4・四半期に約71億円を関係会社株式売却益として特別利益に計上する。2021年3月期の連結純損益予想は、特別利益などを織り込み、従来の600億円の赤字から450億円の赤字に修正した。

同社は併せて、2021年度までの中期経営計画の取り下げを決議したことを公表。新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした変化を踏まえ、長期的視点を反映した中期計画の策定を進めることにした。2021年5月に2023年度までの新3カ年計画を公表する予定という。