[5日 ロイター] - 米リチウム生産企業・リベント<LTHM.N>は5日、破綻した加ネマスカのリチウムプロジェクトを買収するために合弁を設立するほか、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ<TSLA.O>向け供給契約を2021年末まで延長したと発表した。

EV普及に伴い2020年代にリチウム需要拡大が見込まれる中、リベントはこの1年間、リチウム案件を積極的に模索していた。

リベントは金属投資家「ザ・ポーリングハースト・グループ」とともに、ネマスカが経営破綻した後の今年に設立された「ケベック・リチウム・パートナーズ」の50%を買収。残り50%は公有企業「Investissement Quebec」が保有する。

同日に発表されたリベントの第3・四半期決算は、純損失が1180万ドル(1株当たり8セント)。前年同期の純利益は1800万ドル(同12セント)だった。

特別項目を除いた1株当たりの損失は5セント。アナリストは1株当たり1セントの利益を見込んでいた。