2020/11/19

【サマンサ 世永】肯定、承認、ブレーキ。マネジメント3つの役割

Samantha Thavasa Japan ltd./ Oisix ra daich 非常勤取締役(ST) / Special Planner(ORD)
女性活躍が叫ばれる中、実際には女性部下をどう育てたらいいのかわからないと悩む男性上司も多い。

女性率90%以上の会社、サマンサタバサジャパンリミテッドで17年間、みんなの母のようにスタッフたちを育ててきた世永亜実氏。20代で管理職、30歳で執行役員、33歳で上席執行役員に就任し、40代に入って正社員を卒業、パラレルキャリアという道を歩みだした。

彼女のもとには、熱く仕事に取り組み、「仕事が楽しい」という20代、30代の女性が多く集まる。引っ張るのではなく、一緒に走る「並走型マネジメント」を心がけているという世永氏が、経験に根ざした独自のマネジメント方法を明かす。(全7回)

自信がエンゲージメントを高める

会社、家庭、プライベートを含めても、私が毎日最も口にしている言葉は「大丈夫」です。「大丈夫、大丈夫、何とかなるから」と、ちょっとみんなの背中を押してあげる。「最後は私が責任取るから、やってごらんよ、大丈夫」と。
悩みを相談に来るということは、すでにその問題や課題に自分なりに取り組んだ証拠。どうでもいいと思っていたら、相談にも来ないでしょう。
だからそこで「何でできないんだ」と上から怒鳴ってしまっては、せっかく相談に来たのに相手は心が折れてしまいます。