[東京 2日 ロイター] - 川崎重工業<7012.T>は2日、2021年10月に車両事業とモーターサイクル・エンジン事業を分社化することを決めたと発表した。水素社会の実現に向けた取り組みを加速するため、船舶海洋とエネルギー・環境プラントを同年4月に事業統合する方針も決めた。

車両事業では足元、新型コロナウイルス感染症拡大で、国内では乗客減に伴う鉄道関連投資の見直し、海外では工事の遅れが表面化している。ただ、混雑緩和や環境対策のための都市交通整備など、鉄道システムは今後も世界的に比較的安定して成長すると見込んでおり、分社化で業界各社との連携を含め機動的かつ柔軟に取り組む考えだ。