(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは、初のチーフ・リスク・オフィサー(CRO)にEY新日本監査法人出身の市村清氏を起用した。

ソフトバンクGの湯浅謙一広報担当によれば、市村氏は公認会計士で、EY新日本監査法人で2007年9月から20年6月まで勤務していたという。ソフトバンクGへの入社は1日付。

同社は2日、リスク管理室を新設し、市村氏が室長に就くと発表した。これによりソフトバンクGとグループ各社のリスク管理体制を整備、推進すると湯浅氏はブルームバーグの取材に対し話した。

ソフトバンクGでは近年、10兆円規模のビジョン・ファンドを設立し、世界の人工知能(AI)技術に関連する企業100社程度に出資したほか、直近では米ナスダック市場に上場する企業数十社への投資も開始している。

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