ソフトバンクG、初のCROに元EY新日本監査法人の市村氏を起用
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注目のコメント
市村清さんは、私が補習所に通っていたときの担任の先生でした。明るくて、とっても素敵な方です。ご活躍をお祈りしています♪
経営レベルに攻めだけではなく「守りの人材」強化も進めるのはソフトバンクの状況を踏まえれば必須ですし、手を打っていること自体は評価されるのでしょう。
ただ、実効性やガバナンス全体の中で評価すべきものですので、この発表だけをみて判断するのは難しいと思います。一般論として。
内部統制を生業にしている身としては、CROって相当難しい気がします。
各部署は、それぞれの専門的機能があるから組織となっているのを、それを横断してリスクマネジメントするというのは、結局のところ、各組織内の判断・決断に関与することになるが、では各部署の専門性の全てに精通することは難しい訳で、結局は各組織で行うリスクマネジメント行為を統率することしか出来ない。
加えて、リスクマネジメント=統制の構築と思われがちですが、リスクマネジメントとは時にはリスクヘッジではなくリスクテイクすべき局面があります。
リスクテイクはまさに経営判断です。それをCRO一人に背負わせるのは無理です。
なので私はチーフリスクオフィサーではなく、チーフコントロールオフィサーを置く方が現実的ではないかな、と昔から思っています。
リスク識別をして、リスクヘッジすべきとなったら、統制の仕方(コントロールの仕方)を、チーフコントロールオフィサーの元で検討するのは、成立すると思うので。