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note書きました。温暖化対策というとすぐ「石炭火力をやめろ」という話になるのですが、そもそもそういう方はエネルギーの全体像が見えてないことが多い。
日本の使っているエネルギーのうち、電気は1/4程度で、残りの3/4はガソリンや重油、ガスなどの化石燃料をそのまま燃やしています。その化石燃料の利用をなんとかせねばならない訳ですが、単に「ヤメレ」といってもやめられるものではないので(必要があって使っているわけですから)、電化を進めて、電源を低炭素化するということが必要になります。
というセオリーから書きました。
そんなことは知ってるよ、という関係者の皆さんにはスルーしてください。
現実的な試算として、竹内さん等が3年前に出された本「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」での試算は非常に参考になりますね。

>「できもしないことを」あるいは「2050年に自分がいないと思えば何でも言える」と批判的に捉える向きもあるのですが、長い時間を要する困難な社会変革だからこそビジョンを共有する意義があるのだと思います。

私も同感です。付け加えるならば、長期の気候変動政策に対するコミットメントは、地球の問題である以上、外交政策として捉えるべきという見方もできると思います。

「平和を希求する」「核兵器を廃絶する」等と同様に、いかに不可能と言われようが、目標として掲げるのが外交政策の特徴で、そのコミットメントを前提とした別のゲームが行われています。そうした外交政策と、内政との整合性を取るのが政治の役割ですね。

>日本が使っているエネルギー全体をみると、電気は約四分の一。残りの四分の三はガソリンや重油といった、化石燃料をそのまま燃やしています。

まさにその通りで、石炭火力止めても全然終わらないんですよね。日本のGHG排出量11.1億トン(2017年度)のうち、石炭火力由来は28.6%で、一方の石油由来は37.5%もあります。

その意味で、短期的にはバイオ燃料は重要な手段だと思います。10%入れるだけで、パリ協定の2030年目標を達成できてしまうレベルです。

>今から燃費が2倍、3倍になるのも難しいでしょうし

燃機関の理論的な限界効率(カルノー効率)は熱浴の温度差のみで決まり、ガソリンエンジンの場合、燃焼温度が約2000℃とすると 約87% となります。

さらに、熱効率とスピードにはトレードオフがあることが示されており(2016年に当時東大の博士課程だった白石直人氏らによる)、理論効率を出すためにはスピードはゼロ、時間あたりの出力を最大にしようとすると、熱効率は半分になります。

一般的なガソリンエンジンの熱効率が40%台です。最近50%を越えたエンジンも登場しましたが、43%を超えるあたりから加速性能等を犠牲にしないと無理ということがよくわかります。

つまり、これ以上燃費を改善するには、スピードを落とすしか方法はないんですね。