LIXIL、希望退職1200人募集 40歳以上対象、再就職支援を実施
コメント
注目のコメント
希望退職を募ることに至った理由を説明した会社の従業員に対する公式な見解を見なければ、なんとも言えないところがあります。
しかし、経営状態が普通以上だとすれば、希望退職を募るという経営のスタンスに、従業員はどのような印象を持ったでしょうか?
「会社はこのような選択肢を常に抱いているんだな」と、受け止めたとしたら、経営に対する信頼を損なったり、将来に対する不安を感じたりしないでしょうか。日本の雇用文化からみると、私は安易な手段を選択したなと、感じています。
プログラムにあえて「ニューライフ」と命名するところに、「これは、合理化ではなく、あなたの人生の選択肢を示したのです。」という、経営のモラルハザードを感じます。
このままでは、将来の経営を見通せないとする経営陣は、ニューライフの選択はしないのでしょうか。「消費者の嗜好の変化とデジタル化の進展によって、従来のビジネスモデルが通用しなくなっている」
消費者の嗜好の変化は現場でひしひしと感じる。
例えばお風呂。
10年前まではユニットバスしか考えられなかったが、今は昔ながらの左官仕上げやタイル仕上げのお風呂が増えてきました。
他のリクシルが扱う商品で、玄関ドアやサッシにしても、アルミから造り付けの木製も多くなりつつあるし、洗面台も一体型のポン付けではなく、好きな洗面ボールや鏡を組み合わせたり。
消費者も”便利さ”だけでは買わないようになっています。
逆に本物の職人の需要も増えていて、我々にはチャンスでしかない。実際、腕の良い左官職人や大工(修行ちゃんとした木造大工)、建具職人はメーカーのポン付け商品に追われて絶滅危惧種になってますので今は引っ張りひっぱりだこ。LIXILグループ、国内正社員が2.4万人なので、5%の人員削減計画ということですね。
>国内で新築住宅市場が急速に縮小していることに加え、「消費者の嗜好の変化とデジタル化の進展によって、従来のビジネスモデルが通用しなくなっている」(同社)
とのことで、従来より国外(新興国)と中古売買・リフォームのフランチャイズ店舗展開で中古住宅史上対応もしている印象でしたが、新築住宅の落ち込みに耐えうる伸びが出てないということ。