「21世紀の資本論」が問う、中間層への警告 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン
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注目のコメント
先月末読み終わりましたが、久しぶりに深く考えて読まざるを得なかった一冊。USセントリックなところはあるけど、資本主義が産み出した格差は間接的な悪影響を多くの業界で及ぼしている。邦訳は確か2017年でしたかね。
邦訳を担当されている山形さんの記事。この記事にあらすじも書かれてる。
専門書なのでテクニカルな話が多く、一般の方は、期待しすぎないようにとのこと。
http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/touch/20140711/1405091495マルクス『資本論』に、ながーい目で見ると利潤率は下がりやすい、という法則性が指摘されています。ピケティは先進諸国の比較研究を通じてこの法則性を否定します。ミソとなるのは利潤率(資本収益率)が長期間GDP成長率を上回るかどうか。この状況が続くと所得格差が広がるという歴史的傾向を指摘し、今後もその状況は変わらず格差は広がる、として富裕層への減税を否定(むしろ増税を主張)しています。
ただし利潤率は傾向的に低下してるよ、と指摘する研究も現れました( http://t.co/mVcWjERZBW )。また、背後に想定される理論・成長のメカニズムも論争の対象になりつつあります。インパクトのデカい主張ですが、あまりセンセーショナルの波に乗らなくても、というきがします。