河井案里参院議員 東京拘置所から保釈 逮捕から約4か月
NHKニュース
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先週金曜日の法廷で、裁判長は案里被告を証言台に座らせ、今後の審理予定について説明した際、こんなやりとりがありました。
案里被告の弁護側が保釈を求めていることにふれ、「あなたの保釈を認めるかまだ判断していないが、保釈されたら必ず裁判の期日に出頭してください」と呼び掛け、案里被告は「はい」と応じていました。
法廷では案里被告の選挙を取り仕切った「総括主宰者」に該当するか否かも争点で、克行被告側は否定しましたが、案里被告は「夫が取り仕切っていた」と述べ、食い違いを見せています。
これほど多くの政治家に現金が配られた選挙違反事件は異例で、証人からリアルな証言が次々出てくる点でも、政治とカネの問題を改めて考えさせられる裁判です。克行被告は、弁護団を選定し直したところで、裁判はまだ続きます。記事にあるように「予定されていた証人尋問が終わり、来月13日からは被告人質問が行われる予定で、裁判所は保釈を認めても証拠隠滅のおそれは低いと判断したとみられます」ということだと思います。ただ、裁判所の姿勢の変化を感じます。これまでなら、被告が否認しており、この段階での保釈は認めなかったのではないでしょうか。やはり「人質司法」という批判に敏感になっていると思われます。また、それは人権上、正しい判断だとも考えます。河井夫婦の罪が問われた裁判では、証人が録音した生々しいやり取りが法廷で再生されたり、被告人となった妻が号泣したりと、映画のような展開を見せました。いろいろな意味で、裁判史に残ると思います。