[トロント 16日 ロイター] - 16日の株式市場で、カナダのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカー、ブラックベリー<BBRY.O><BB.TO>が急落。米ナスダック市場で9%を超える下げとなっている。

IBM<IBM.N>とアップル<AAPL.O>が企業向け携帯端末分野で提携すると発表したことが悪材料となっている。

IBMとアップルは15日、法人顧客向けのモバイル分野で提携すると発表。今年秋以降、小売り、ヘルスケア、銀行、旅行、輸送、通信など特定業界をターゲットに100以上のアプリケーションを提供する方針を明らかにした。

両社のターゲット顧客は、ブラックベリーが獲得を目指す顧客と重なることから、「現在の初期段階では決定的な一撃ではないが、ブラックベリーにとって悪材料であることは間違いない」(IDCのジョン・ジャクソン氏)と見られている。