2020/10/10

【週末に学ぶ】なぜ「異常気象」は起こるのか?

NewsPicks編集部
季節外れの寒さとともに、また台風がやってきたーー。
9日の東京の最高気温は15.4度と、11月中旬並みの寒さに見舞われた。さらに日本列島付近を通過する台風14号や活発な秋雨前線の影響で、各地で大雨や暴風に警戒を強める週末となりそうだ。八丈島では観測史上最大の雨量(10日午前0時20分までの72時間で508ミリ)を記録した。
ただ我々が天候に気を揉んでいるのは、今だけではない。異常気象と言われる現象が昨今、世界各地で立て続けに起きて、我々に恐怖を与えている。
昨年、「過去最強クラス」の大型台風(15、19号)が立て続けに日本を襲ったのは記憶に新しい人も多いのではないか。
さらに米国では、カリフォルニア州で50度超えの猛暑や山火事が頻発。またコロラド州では9月に最高33度を観測した気温が、翌日には氷点下まで下がり、降雪を観測するほどの寒さになった。
これらを「温暖化の影響ではないか」と口にする人も多い。
では実際に、異常気象は増えているのか。地球温暖化とは、どのような関係があるのか。
異常気象や気候変動に詳しい、東京大学大気海洋研究所の木本昌秀教授(気象学)に解説をしてもらった。

「異常気象」は増えている?