台風14号(チャンホン)発生 列島に影響の恐れ
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台風がまた発生しましたね。台風の進路の先にある予報円が時間とともに大きくなっていますが、これは時間とともに台風が巨大化するという意味ではありません。予報円とは、その中に台風の中心が入る確率が70%という意味なので、時間とともに大きくなるということは、進路がまだ定まっていないということです。
しかし、昨日の予報に比べると日本に接近する可能性が大きくなってきているので、油断できませんね。へえ。
「台風の名前
チャンホン(Chan-hom)は、ラオスが用意した名前で「木の名前」です。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。」数日前までは、熱帯低気圧が発生するものの、日本の南には上空の高気圧が盾になるように広がっているため、沖縄周辺に進んだあと、さらに台湾方面に進むのではと考えられていました。
ところが、上空の高気圧が割れており、ちょうど四国や九州の南は台風が通れるようになってしまったことと、太平洋の東側からも上空の高気圧が西に張り出してきており、このため台風が押されるように北上してくるような動きをとるようになったことで、日本付近に台風がやってくるような予報になっています。
上空の高気圧が今後もポイントで、台風を西に押すような動きが強ければ台風は九州や東シナ海へ進む可能性が高くなり、逆に台風を押す動きが弱ければ上空の偏西風に流されて台風は本州の南岸を進むようになるものとみています。
いずれにしても現段階では進路予報の精度が低いため、類似するコースをとった台風や、それによる災害を類推する段階にはありません。日本の南の海面水温も平年並みに下がってはきていますので、猛烈な勢力に発達しながら上陸するなどという恐れは低いですが、台風のコースによっては前線と相まって集中豪雨の発生する可能性は否定できませんので、これから週末にかけての台風情報には十分ご注意いただくよう、お願い致します。