海保巡視船と台湾漁船が接触 尖閣周辺の日本領海で
コメント
注目のコメント
「sengoku38」による映像流出があった10年前の中国漁船衝突事件から、今月7日で10年でした。右舷と左舷で衝突の状況は違いますが、巡視船の後方にあたっている点で、当時を思い出します。「台湾」という位置付けが中国とは違いますが、当時は船長逮捕に対する中国の対抗措置、その後の釈放に至るまで、政治は混乱しました。偶発的な事故だったかどうか、今後正当な捜査が行われるか注視したいです。
台湾も領有権を主張していることはきちんと認識する必要があります。蔡英文総統は6月にも尖閣諸島は「中華民国の領土であり、領有権が及ぶ範囲である。これがわれわれの変わらない立場」だと述べ、領有権を改めて主張しています。一番怖いのは、偶発的な事故からの軍事衝突です。偶発を装って悪だくみをする勢力もあるはずです。おりしもナゴルノカラバクをめぐる軍事衝突が起きましたが、いつ何が起きるかわかりません。とにかく冷静な対応が必要です。日本と台湾が反目して喜ぶのはだれか。そんなことは考えたくもありまさんが。
台湾側の報道をまとめると、この漁船は台湾東部の蘇澳區漁會(漁港)に所属する漁船「新凌波236」で、船長を含む2名の台湾籍の乗員と、3名のフィリピン人、2名のインドネシア人が乗務していたとのこと。
漁船は今朝5時40分に蘇澳に戻って来ており、先ずは双方に負傷者等がなかったことは良かったと思います。
この蘇澳區漁會の理事長が、ここの船長は釣魚島(尖閣諸島)の12カイリ以内に入っていない事は承知しており、ただ潮の流れ等の関係で網が流されて入ってしまうことはあるかもしれない、と述べている様に、今回の事案を即台湾が領有権を主張していることに結びつけて軍事衝突云々を持ち出されるのは違和感を覚えます。
日本は我が国の領土として厳正に対応し、それとは別に早く台湾との漁業協定の締結協議に入るべきです。