「東大卒」は最強の学歴ではなかった!
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なんかネガティブな事例ばかり。私の周りには研究者として若い頃から世界トップクラスの評価受けて30代・40代前半で東大教授になったり、同じく若くして起業し成功して数十億円・数百億円の資産築いたりとかゴロゴロいるけど、こんな大学は日本では東大だけだと思う
私は、教え子たちには自らの体験や価値観の共有として、下記のようなことを伝えるようにしています。
学歴とか、どこに受かったとか卒業したとか、そんなものは何の役にも立たないことが多い。むしろ「XX出身なのにそんなこともわからないのか」「XX出身なのに使えないな」と言われるだけ。
我々が提供できる(た)価値は、人である。すなわち、一緒に切磋琢磨する仲間やライバル、先輩や後輩や先生たち、この場に来ないと決して交わることのなかったであろう様々な背景や専門や価値観の人たち。誇るべきは人歴である。
と。大学に進学されなかった方の中にも、東大に限らず「一流」といわれる大学の出身者より遥かに仕事ができる方はたくさんいます。これまでの社会人人生で、そうした方々を間近に見、一緒に仕事をしてきたので、学歴が最強かどうかはどうでも良いことだと思います。それに外資系企業においては、結局問われるのは実力の有無なので、どこの大学を出ていようが関係ありません。
ただ、東大在学中は面白い授業をたくさん受けることができましたので、好奇心旺盛で色々なことを吸収したいという学生にとっては、ぴったりの大学だと思います。私自身、映画・演劇論・古典芸能・財務・会計・マクロ/ミクロ経済学・商法・心理学・メディア論、果ては法医学まで学ばせてもらいました。語学も5つくらい履修しました(が、語学については一つも身につきませんでしたが)。学費が安いのも魅力です。そしてパワーあふれる個性的な学生も多く、彼らからも良い刺激をもらいました。なので、学歴云々ではなく、純粋に「学び舎」としては素晴らしい学校だと思います。
もう一点付け加えるならば、記事中にある「東大いじめ」は、一部の日本の会社には実際にありました(今はどうかわかりませんが)。私も若い頃は随分と泣かされましたし、あまりに辛くて東大を卒業したことを悔やんだり、学歴を隠そうとした時期もありました。でもいじめられたことで、精神的に鍛えられたのは間違いないですね。