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ロシア南部で大規模軍事演習 中国やイランなど計8か国参加

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    東京大学 先端科学技術研究センター 准教授

    ロシア軍が毎年秋に実施する軍管区レベルの大演習ですが、今年はウクライナ方面を担当正面とする南部軍管区で「カフカス」演習が実施されました。

    従来、この演習はカフカス地方におけるロシアの同盟国アルメニアとの合同演習として実施されていたのですが、今年は中国にイランにミャンマーまでやってくるというかつてない多国間演習となりました。

    軍管区レベルの大演習を国際関係強化の場にするという傾向は一昨年、東武軍管区で実施された「ヴォストーク」演習から見られたもので、これ以降、中国は全ての軍管区レベル大演習に参加しています。

    昨年は中央アジア方面を睨む中央軍管区が舞台となったせいもあり、中国に加えてインドとパキスタンが参加し、上海協力機構の主要メンバーが顔を揃えました。

    で、今年の「カフカス」演習ですが、まずイランが参加したのが目につきます。イランはカフカス地方からカスピ海を挟んで隣り合っていますし、ロシアとも合同演習をやったことはあるのですが、これだけ大規模な演習に参加するのは初めて。
    イスラエルとの関係悪化や、来月には武器禁輸措置の期限切れを迎えるという契機を前にロシアとの関係強化を図りたそうな思惑が垣間見えます。

    またカスピ海ではアゼルバイジャンも演習に加わりましたが、同国はロシアの同盟国であるアルメニアと領土紛争を抱えており、今年も大規模な衝突があったばかり。
    集団防衛の考え方からいうと従来はロシアとアルメニアでやっていた演習にアゼルバイジャンが入ってくるのはかなりおかしいのですが、ロシアとしては一種の仲介者を演じたいのかもしれません。

    こうした国際政治上の配慮とは別に、ロシア軍はロシア軍として淡々と普通の戦闘訓練をやってはいます。
    他方、孤立を深めるロシアが大演習を対外関係作りの場として使うようになってきたというのは面白い傾向ですね。さて、来年、西部軍管区で実施される「ザーパト」演習にはどこの国がやってくるでしょうか。


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