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中国は、台湾周辺での軍事行動を活発化させています。軍用機の頻繁な台湾防空識別圏への侵入もその一部です。
しかし、中国軍機の行動には、その時々によって異なる目的があると考えられます。それは、中国が使用した機体と台湾に接近した空域から見て取れるのです。
9月18日と19日に、それぞれ18機と19機が台湾防空識別圏に侵入しましたが、これは、クラック米国務次官の訪台に対するけん制です。この時は、H-6長距離爆撃機やJ-16戦闘爆撃機などが多く含まれており、北、北西、西、南西の4方向から台湾に接近しました。米台が公式の外交関係を深めるのであれば、台湾に軍事攻撃をしかけるということを、複数の異なる方向から台湾を爆撃する能力を示すことによって警告したのです。
一方で、21日の侵入は、中国海軍のY-8哨戒機によるもので、接近したのは、台湾南西部です。これは、6月に中国軍機が9回以上、台湾防空識別圏に進入したのと同様の理由によるものだと考えられます。海軍の哨戒機の主要な任務は、海上をパトロールして艦船の動向に関する情報を収集することと対潜戦です。台湾本土への攻撃を行うための機体ではありません。さらに、南西部への侵入は、台湾とフィリピンの間のバシー海峡に向かうためだと考えられます。今回の侵入は、米海軍か台湾海軍の艦艇の行動に対応するためであった可能性があるのです。
ただ、いずれにしても、台湾周辺海域で、米中の軍事行動が活発化し、不測の事態が生起する可能性が高まっていることに変わりはありません。