無実の勾留164日「検察権力は抑制的に使って」 元厚労次官・村木厚子さんの訴え 証拠改ざん事件10年
東京新聞 TOKYO Web
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注目のコメント
村木さんの事件は、官僚組織としての検察が、官僚意識の自己増殖を積み重ねたあげくに、破裂、暴走したと私は考えています。ロッキード事件での長い政治との闘いの間、検察は政治家の摘発ができませんでした。1986年の燃糸工連事件以降、政治家の摘発が再開され、そこではロッキード事件を超えることを目標に、また先輩の事件の上を行くことが半ば義務になりました。リクルート事件、ゼネコン汚職事件の成功がそれをさらに強めていったと思います。その中で、無理を重ねるようになり、予めつくってストーリーを何としてでも貫徹することが「優秀」とされる組織になってしまいました。そして、ついに証拠改竄にまで行ってしましました。官僚はひとつ間違うと、前例踏襲、前例の上を行くこと、そして人事出世が最大の目的になってしまいます。検察でも同じことが起きていました。組織は不断の点検と反省が必要です。
どちらといえば権力側にいた人でも、証拠捏造で冤罪のターゲットになるのだから、「一般」国民は容易にターゲットになることを示している。
権力を「抑制的」に使うということは、感覚的・主観的な規律ではなく、司法手続における守られるべき規律であり、規律違反は犯罪であり制裁の対象となるべきものだと思う。
検察官による証拠捏造が許されるはずがない。当の検察官は訴追されたのだろうか?法曹資格を喪失したのだろうか?