「コロナワクチンの拙速な開発・承認は危険」免疫学者が断言する理由
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ワクチンについての専門家の標準的な見方だと思います。過大な期待よりも、現実的な対応策が提言されています。「ポリオや肝炎、おたふくかぜのワクチンを接種した人は、新型コロナの感染率が下がったという統計も出ています。また、ギリシャで医療従事者にBCGを追加接種(一度打ったワクチンをもう一度打つこと)した結果、BCGを打った集団には有意差をもって新型コロナの感染者が発生しないという結果も論文になりました。毎年のインフルエンザワクチンのみならず、高齢者の肺炎球菌ワクチン、風疹ワクチンなど、大人でも打つ機会があるワクチンは積極的に接種しておくべきでしょう。」ということは知っておきたい。
これまでの医学の常識をもって、現在までの開発状況を「拙速」と表現するのは妥当ではないように思いますが、少なくとも現時点でワクチンの承認をした国があるのは「拙速」であり、「拙速な開発、承認は危険」なのも全くもって同感です。
あくまで、数万人の規模で安全性と有効性が確認され、それが第三者によって吟味され、世界的にも理解されてはじめて、ワクチンの準備ができたと言える段階になると思います。
ワクチンがいつできるかの答えとして、年末には、来年までには、とは現段階では言えません。
ただし、安全ばかりを重視しすぎて遅らせれば良いというものでもないと思います。医療においても、バランスが大切です。新型コロナウイルスに関して免疫学の専門家の立場から発信を続けている大阪大学・宮坂教授の見解がまとまった記事です。文中に登場するゲームチェンジャーとなりうる薬として紹介されている人工抗体は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に結合するモノクローナル抗体のことです。宮坂先生出演のWeekly Ochiaiでもワクチンの話題も絡めて触れられていますのでお時間がある方はこちらをご覧ください。
https://newspicks.com/movie-series/28?movieId=839