菅首相、首脳外交スタート トランプ氏と初電話会談
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安倍さんが首相に返り咲いたとき、米国だけではなく英国やインド、オーストラリアやインドネシアのような民主主義という価値観を共有する国々と矢継ぎ早に電話会談を行った。当時の日経新聞の記事を読み返すと、首相周辺の言葉として「中国包囲網を作る観点から相手国を選んだ」と書いてある。
翻って菅さんを見たとき、英国と豪州という二つの国を選んだ。菅さんの目的は何か。菅さんは安倍政権の継承を掲げたけど、安倍政権は「自由で開かれたインド太平洋」戦略を推進した。要となる国家こそ菅さんが選んだ米国と豪州、またインドという三つの国家だ。来月には日米豪印の四カ国で外相会談が行われる。安倍さんを継承した菅さんの菅外交も着々と進んでいる。トランプさんとはさっそく連絡を取り、個人関係を作り始めた。
安倍首相はかなり忙しく外国を訪問してきたが、菅さんはたぶん実績重視の外交をしてこつこつとやっていくだろう。
菅さんのほうがより実務的で日本の国益になると思われる。タテ割り打破、デジタル推進など内政に比べ、外交は「安全運転」の初動でしょうか。「『テル』『テル』と、そういうことで一致した」という表現が象徴的でした。本格的な日米間の話は大統領選が終わってからになりますね。