“スマホ不要”の世界へ。生体認証にすべてを懸ける2人の「技術者魂」
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日立製作所とNECの両社で、生体認証研究をリードするお二人にお話を伺いました。生体認証領域において同業他社でもある両社ですが、ご出演いただいた高橋さんと今岡さんが旧知の仲ということで実現しています。
約20年、生体認証の研究開発一筋のお二人の苦労エピソードや、生体認証の可能性、障害など、二人だからこそ語れる内容になっています。
お二人の生体認証に懸ける熱量に圧倒されたインタビューでした。ぜひご一読ください。今や生体認証はとてつもない可能性を秘めたものだということが理解されつつあり、倫理的な問題すら議論されるレベルまで技術水準が上がったわけですが、その過程における戦わない戦いとしての対話の過程がわかる、日立とNECの生体認証技術をリードするお二人による、熱い対談でした。
なんというか、読んでいて、心が揺さぶられるものがありました。
生体認証技術の研究を重ねていても、中々成果が出ない。その時に、
「「使い物にならない技術を研究してどうする?」「もうやめたほうがいいんじゃない?」と責められましたし、NECでも顔認証の研究者がどんどん減らされて、一時期は私と新人の二人だけになりました。」
ということもあったと。もう会社もやめようかと思ったけれど、その中で助けてくれる人、ビジョンに共感してくれる人が少しずつ現れ、今の技術を確立するに至ったというエピソードは、イノベーションに関わる全ての方にとって、大なり小なり経験されていることではないかと想像するものです。
ぜひ。日立さんのSponsoredでこの対談! 異例だと思うが、この企画にOKと云ってくれる日立さんと、それに乗ってくれるNECさんが素敵。こういう姿勢ってそれぞれの会社と生体認証という事業分野のブランディングになっている。