[デトロイト 14日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>のバーラ最高経営責任者(CEO)は14日、世界の自動車需要が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による減少から回復していると述べた。一方、長期的な戦略を犠牲にしてまで株価を押し上げる短期的な措置を取るつもりはないとした。

バーラCEOは、米国では8月の需要が堅調だったほか、中国での回復も継続しているとし、「自動車市場の大部分で回復が見られる」とした。

電気自動車(EV)部門のスピンオフ(分離・独立)に関する質問には、「われわれは常に株主の長期利益に最も資する行動を取っており、必ずしも短期的な株価上昇を求めていない」と述べた。

一部のアナリストや株主は、EV部門の全部または一部のスピンオフを検討するよう求めている。