2020/9/16

【現場ルポ】赤字のイケアが「原宿」で勝負に出た

東 春樹
NewsPicks, Inc. 記者
ついにイケアが、都会にやってきた。
6月8日、イケアジャパン初の都心型店舗「イケア原宿」がオープンした。
イケアといえば、郊外に巨大な店舗を構えるイメージが強い。巨大な店内には、部屋の中を再現した数々のコーディネートスペースが設けられており、眺めるだけでワクワクする。
郊外の「イケアに行く」ことは、どこかテーマパークを訪れるような楽しさがある。
しかし一方で、車がなければ訪れるハードルは高く、気軽に足を運べないというデメリットがあった。
近年では、Eコマースの発達などによって郊外型の成長に陰りが見え始め、ニトリを筆頭にライバルメーカーたちはターミナル駅への出店を増やしている。
家具インテリア業界で世界1位のイケアだが、国内ではニトリに売り上げで大きく差をつけられ、2017年からは営業赤字に。
その復活の一手として、都市型店舗の出店は必須だった。
大型店のイメージが強いイケアだが、都市型の小型店舗ではどんな体験ができるのか。日本事業復活の立役者となれるのか。
NewsPicksの記者がレポートする。

コロナ禍の平日も「大混雑」