2020/9/16

【菅義偉】米朝対談、マッチメーカーは日本

小松 成美
ノンフィクション作家、小説家、インタビュアー
9月14日、自民党の総裁選で菅義偉官房長官が勝利し、第26代総裁に就任した。

16日の臨時国会で首相に就任する見通しで、7年8ヶ月続いた安倍政権を引き継ぎ「菅政権」が誕生することになる。

NewsPicksはこのタイミングで、2018年にノンフィクション作家の小松成美氏が実施した菅官房長官へのインタビューを再掲する。

安倍政権の振り返りや自身の生い立ちなど、今読み返しても貴重な内容になっているはずだ。
外交には「引っ張り込む力」が必要
小松 日米同盟が機軸であるという安倍総理の外交への思いは、菅さんが一番理解なさっているでしょうね。
 いろいろな考え方があることは分かっています。けれど、総理と私の外交への姿勢は、政権を任された2012年12月からまったく変わっていません。
アジアの情勢、世界各国の状況を考える上でも、日本とアメリカの強固な関係、意思疎通は不可欠だと考えています。やっぱり、アメリカの影響力というのはすごく大きいですからね。
小松 経済でも外交でも軍事でも、アメリカの影響力は甚大です。日本人一人ひとりが思い描く理想の世界はありますが、リアルワールドではアメリカが世界に与える影響の大きさを無視できませんね。
 当たり前のことですが、日本人である我々は、米国の大統領を選べません。
ですから、アメリカの大統領に誰が選ばれようと、そしてその結果どんな状況になろうとも、その状況の推移を慎重に見極めて判断や行動をしなければなりません。
たとえば、2018年6月12日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と、トランプ米大統領との史上初の米朝首脳会談が行われ、そこで北朝鮮が核を廃棄すると言いましたが、あれもやっぱり安倍総理が米国を巻きこんだからですよ。
小松 安倍総理とトランプ大統領との間で、北朝鮮に関する具体的な話し合いがあったのですね。
 そうです。