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マネーの「なぜ?」をNewsPicks編集部が解き明かす連載企画。個人の資産運用から、金融市場の最新動向、そして金融政策まで、専門性の高い内容をできる限りわかりやすく解説していく。
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丸紅株式会社(まるべに、英語: Marubeni Corporation)は、東京都千代田区大手町に本社を置く芙蓉グループの大手総合商社。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
業種
総合商社
時価総額
4.26 兆円
業績



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具体では、下記の奥野氏・朝倉氏の対談も併せて見てほしいが、バフェットのバリュー投資は、マンガーと出会った後はいわゆる割安株投資(ディープバリュー投資、バフェットの言葉ではシガーバット(シケモク)投資)ではない。競争力の強さに基づく成長性含めた本源的価値(Intrinsic Value)判断、それに対して割安か割高か。だから時間が味方になる。記事にある投資指標は、本当にファーストステップに過ぎない。
あと、商社は持分法が利益に多く、それは営業利益に入らず、記事記載のEBITDAの計算式だと実際とズレる…なお三井物産は一時期、独自開示でEBITDAを開示していたが、その際は「粗利-販管費+配当+持分法+償却」だった。
知らない人は多少置き去りにしてでもいいので、専門家から見て今回の投資がどう見えるか、徹底的に議論してほしかった(もしくは商社はシンプルなビジネスじゃないので、基礎学ぶという点では分かりやすいビジネスにする)。
https://newspicks.com/news/4007120
なお、個人的には下記2点がポイントだと思う。
①昨年の円調達を含めて、株式投資というより「債券より良い」ではないだろうか。配当利回り高い、BSも堅く倒産リスクは低い、グローバルに債券利回りが低い中でイールドスプレッド取れる(配当と調達金利の差)、資源価格上がればキャピタルゲインも取れる。一方で5%保有に過ぎない。Berkshireは資源や資源関連(鉄道など)を有しているが、米国外の独特な企業形態で事業上のシナジーもといったことは考えていないと思う。
②上記の奥野氏・朝倉氏の対談にある、バフェットの特徴であるオーナーシップという考え方は、最近減ってきていると思う。投資の意思決定自体をバフェットではなく後継者たちがやっているのだろう。世代が変わり投資環境が変われば、考え方が変わるのは別に良いも悪いもないと思う。ただパフォーマンスにつながるかは別。
あとバフェットという残像がありながら、実態との乖離という点で、Berkshireへの信用(Credit)がどう変わるか。
総合商社株への投資の背景については、バークシャー自身が「海外JV」について言及しているのでそれに触れないのは不十分な気がします。「PBRの低さ」や「配当利回りの高さ」はもちろん要素の一つだと思いますが、総合商社以外にもそんな株はあるのではないかという気がします。また、丸紅と三菱商事は2倍以上もパフォーマンスが異なるのに5社全てに投資していることが、着目点は他にあるということを示唆している。
何度か別記事のコメントでも書いてますが、個人的には最近バークシャーは資源/エネルギー/インフラ案件に幾つか投資していることから、その流れの中での総合商社なのかと思います。特に米中対立が悪化する中で海外投資案件(特に資源案件)の政治リスクが高まる時に、相対的に制裁などの被害を受けにくいであろう日本企業の価値が注目された、ということじゃないでしょうか。中国企業に奪われていた案件が、アメリカからの制裁・圧力などにより、日本の総合商社に流れてくる可能性が高まったという見方は有り得るかと思います。
自分もそういうことかなと思ったけど、今後もずっと割安だったらどうするんだろ。
バフェットのパフォーマンスが最近良くないというのも納得。この時勢、ITへの理解なしに勝つのは難しいと思う。
商社株がコングロマリットディスカウントで割安に放置されてきたのは理解できます。
が、バークシャーが商社株を買った途端、商社株割安論を展開するメディア、専門家が跋扈する状況は如何なものか。
PVは稼げないかも知れませんが、見捨てられている時にこういった記事を出して頂けると、燻銀的なものを感じます。
また、バークシャーは再保険ビジネスを生業としてますので、パフォーマンスが落ちてきているという意見は短絡的だと思います。
個人的には、ここ数年、マーケットの話題がグロース一辺倒でしたから、バリューが再度注目されるのは良いことです。