2020/9/11

【3分解説】ドコモ口座事件を知る「6つのポイント」

NewsPicks編集部 記者
フィンテック系のサービスで「また」事件が起きた。
NTTドコモが運営する電子決済サービス「ドコモ口座」が何者かに不正利用され、2020年8月から地方銀行(地銀)を中心に預金からお金が引き出された。
現在わかっている被害額は、計1800万円。不正にお金を引き出された銀行は11行、被害件数は66件に及ぶ。
ドコモは、銀行側とも協議し、被害者には全額補償するという。ドコモ口座と連携する35の銀行はドコモ口座と新規の連携を全て停止することになった。
連携済みの口座からの入金サービスはドコモは継続する方針だが、被害のあったイオン銀行や七十七銀行を含む17銀行では入金も停止されている。
事件の全容はまだ完全には明らかになっていないが、今回の「ドコモ口座事件」の問題は一体どこにあったのか。6つのポイントで解説する。
INDEX
☑️明らかになった「手口」
☑️狙われた2つの「隙」
☑️銀行側にも死角があった
☑️悪いのは、どっちか?
☑️再発防止は安全重視しかない
☑️ユーザーができる「3つの対策」

明らかになった「手口」