LINEで診察が受けられる「LINEドクター」11月開始。診断から支払いまでLINEで完結
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ずっと同じ薬を処方している状況で処方内容が変わらないならオンライン診療も良いでしょうし、診察を受ける患者さん側の手軽さはありますね。
しかし、オンライン診療は多くは病歴から診断することになってくることになります。
たしかに病歴はとても重要な診断のための情報です。
しかし、診察は五感を駆使して行うものです。もしかすると、診察室に入っておいでになる雰囲気すら、情報になります。
手軽な診療は、精度の低い診断につながりかねないんじゃないかと思います。私はオールドタイプなので、オンライン診療に過度な期待は禁物だと懸念します。
とはいえ、こういうことを言っていると、時代に取り残されるのかもしれませんね。自分が開業医ならば、登録はしてチャレンジはすると思います。コロナをきっかけにオンライン診療や電話診療の活用が広がりました。診察から支払いまでLINEで完結するようになることで、ますます利用者は増えそうです。
オンライン診療のメリットは多くありますが、一方でその弊害も今後は問題になってくると思います。オンライン診療では聴診など身体診察が得られる情報が減り、脈拍や血圧といった重要な数値が測定できず、血液検査やレントゲンの検査ができません。医師は少ない情報の中で診断をつける必要があるため、致死的な病気を見逃したり、診断が遅れたりする可能性があります。結局は「病院を受診してください」ということになりユーザーにとっては二度手間になってしまうかもしれません。
選択肢が増えることは素晴らしいと思いますが、病気や場面に応じてどのように使い分けるべきか、今後の課題になってくると思います。オンライン診療をこういった検索機能がついたプラットフォームに載せることで、地の利以外の競争力が付きますね。名医と呼ばれる医師には多くの患者があつまるでしょうね。
懸念事項はドクターショッピングと呼ばれる複数の医師にかかることが更に容易になることです。複数のかかりつけをもつことで薬の種類も増えていきます。
医療機関の連携を強めて、重複する処方がないような仕組みが必要です。
オンライン診療と合わせてクラウドのカルテ共有も進めなければ、いたずらに医療費を増やす原因になりかねません。
とは言え、患者側は外来に並ぶ手間が省け職場や家庭から受診できることは、患者の負担をかなり減らせるのではないでしょうか。
自分が開業医ならば、迷わずLINEドクターを登録してみますね。
まずは使ってみないとわからないですし。