中国がMITの子供向けプログラミング言語「Scratch」を国内使用を禁止
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驚きました。Scratchを中国が使用禁止。ScratchはMITメディアラボでぼくとともに子どもの研究所Okawa Centerを作る活動をしていたミッチェル・レズニック教授のグループが開発した世界で最も教育向けに使われる言語で、日本でも一番普及しています。
世界の教育コミュニティでオープンかつ草の根的に利用が進んだもので、それがかえって政治的に危険視されたのだろうか。Scratchがそこまで成功した、という証なのかもしれないが・・。日本のプログラミング教育でも広く使われているScratch。中国でも広く利用されれておりScratch本家だけでも300万人が利用していると(日本だと小学生の半分が利用している人数規模)いう状況。
オフラインのScratchは今も使えるが、オンラインのウェブサイトとユーザーフォーラムが使えなくなっており、思想面が禁止の理由なのだと思います。日本のScratchの父とも言える青学の阿部先生もScratchの自由でクリエイティブな思想との齟齬が起こることを予見されていたようです。
https://twitter.com/abee2/status/1302957383061127169?s=20
中国国内では小学生年代をターゲットとしたプログラミング教育市場には大きな変動が起こるでしょう。Scratchを代替しようと中国のプログラミング教育企業間での競争が激化し、その勝者が世界市場にも広く打って出てくると思われます。こんなところで問題視されるとは……
たいおうに手間取る学校、教育企業は多そう
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8月21日の国営報道は「Scratchのプロジェクトでは、香港、マカオ、台湾を『国』のドロップダウンリストに入れるなど『中国に関する屈辱的、捏造、誹謗中傷的なコンテンツが大量に含まれている』」と報じていた。
当該記事では「中国で情報を配信するサービスはすべて現地の規制に従わなければならない」とし、Scratchのウェブサイトとユーザーフォーラムが同国では閉鎖されたことを付け加えている。