自民党都連が総裁選の予備選実施へ
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これはなかなか興味深い。永田町のパワーバランスよりも、地域活動の最前線にいる党員投票は一般世論により近い結果がこれまでは出ていました。伝えられる今回の方式ですと全体に占めるウェイトはそれでも小さくなりますが、党員世論を測る手かがりにはなるかもしれません。
かつて自民党総裁選で4人以上の候補者が出た場合、党員党友だけの全国予備選挙を行っていた時期がありました。子供の頃でしたが、自民党本部の会場に地方からの票の束が積まれるテレビ映像を記憶しています。この予備選の上位2人が所属議員による決選投票にのぞむというルールでしたが、予備選の差をみて本選を断念する時もありました。党員名簿の奪い合いやカネをばらまく派閥の組織戦などから実施されなくなりましたが、一般有権者の選挙への意識は情報公開やネットでの選挙活動が可能となった今、ずいぶん昔と変わったと思います。コロナ禍、時間をかけたくない…という点を踏まえても、今ならやれる知恵があるのではないか、そう思う方も多いはずです。今後「３票」の地方票を決める「独自・予備選」の票の順位に注目していきたいです。
