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これまでイタリアや中国で報告されてきた後遺症は、「倦怠感や呼吸苦」など主観的な症状が中心で評価が難しい印象でしたが、記事にもあるように7月末に報告された「コロナからの回復後に心臓の機能障害が残る」という報告はインパクトのあるものでした。
https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/fullarticle/2768916

論文では心臓の機能を心臓MRIという客観性の高い指標で評価しています。結果、78%に心臓MRI画像の異常が見つかり、60%に心筋の炎症が持続していることが示唆されました。コロナの感染後に長期間にわたり心臓への影響が起こることが考えられ、今後さらなる検証が必要なトピックになっています。
忽那先生の新しい記事。
今回は新型コロナウイルス感染症の後遺症に関する最新のまとめ。
多彩な後遺症があり、一筋縄ではいかないことがわかります。
フランスからの報告によると、記憶障害、睡眠障害、集中力低下が新型コロナの「後遺症」として高率にあるとのことですが、この報告には様々な欠陥があります。

まず、これはコロナウイルス感染により入院した人のみを対象としていること、そして電話によるアンケート調査による主観的な報告のみに基づいており、客観的な認知機能検査などを行った結果に基づいたものではないことが挙げられます。

コロナウイルスの直接的な影響により記憶障害や認知機能低下が生じることは現時点では考えにくいです。

コロナウイルスに限らず、入院を要するほどの大病をすれば入院中はせん妄などの一過性の意識障害を生じるリスクは高いです。また、退院後も二次的に抑うつ症状、不安症状などを発症し、それに伴う不眠や、主観的な記憶力低下・集中力低下などの症状を自覚する可能性も高いですが、これはコロナウイルスに限った話ではないと思います。

身体的な後遺症については各専門科の先生方に議論を譲りたいと思います。
60%に心筋の炎症が見られたとのこと。回復したアスリート達のパフォーマンスは大丈夫かな。
コロナじゃなくても加齢により進む症状のような気が。
特に高齢者ならなおさらだと思いますがどうなんでしょうか。