J・K・ローリング氏が賞を返上 トランスジェンダーの見解で相違
ライブドアニュース
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トランスジェンダーの人から見ると、性別区分を含んだ用語は自身のアイデンティティをおとしめるものだと感じ、言い換えを推奨したいと思ったり、それを推奨しようとするのは無理もないことだと思います。しかし、言い換えを浸透させるためには、よほど斬新な用語を考え出さないと浸透しにくいのもまた確かです。
最近、何かの日本語ニュースでスポークスマンのことをスポークスパーソンと表記している記事を見ましたが、やや回りくどい表現だと感じました。和製英語の功罪はありますが、日本語なら単純にスポークスと略したり、報道官、広報担当とか情報筋というふうに使い分けてもいいぐらいです。マンホールのことをメンテナンスホールと言い換えるのも、その対象物に性別があるわけではないのですから、長い名称はもっと避けられないものでしょうかね。女性のことを「月経がある人」と言い換えるのも、もう少し別の表現を考え出せないものかと感じます。
ローリング氏はそんな問題提起をしただけで、それまで使われていた用語に固執しているわけではないのに、それでも大炎上をする。ローリング氏が例としてあげたwo-で始まる用語が琴線にふれたきらいはありますが、いっしょに考えてwo-以外で始まる用語を作り上げる動きがあってもよく、ヘイトというレッテルを貼るだけに終始するのは生産的ではない。
そんなに「月経がある人」という用語にこだわりたいのでしょうか。思想的にはトランスジェンダー問題の根幹にかかわる部分なのかもしれませんが、やや挑戦的に過ぎる表現のような印象を受けます。