ファミマへのTOB成立、「安すぎる」批判はねのけた伊藤忠が勝利
日経ビジネス
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注目のコメント
伊藤忠はデサントの一件以来、資本市場での試合巧者のイメージが強くなりました。
引用
だが伊藤忠はその要求を突っぱね続けた。確かにコロナ前の株価と比べるとTOB価格は低いかもしれないが、「もはや一時的なものではなく、これが新型コロナ後のファミマの実力」(伊藤忠関係者)という見立てをすれば、コロナ後の水準に3割以上のプレミアムが付いているのは十分というわけだ。ファミリーマート(FamilyMart)の「ファミリー」という言葉に込めた想い、「あなたと、コンビに、」という意味、「約2年3ヶ月という短期間で『ファミリーマート』と『サークルK・ サンクス』のブランド統合が完了(企業Webサイトでの澤田社長のコメント)」できた現場力(ここはファミリーマートユニオンの底力)などがあっての小売企業です。
大丈夫だとは思いますが、商社さんが、机で数字見て、頭で企画した正しい経営戦略では、お客様や加盟店さんという「ファミリー」の心と乖離してしまう。
親会社なら「ファミリー」のいる現場(店舗)を歩いて経営戦略や現場サポートをしてほしいです。
デサントさんの時のように親会社風吹かせることにならないように。一応成立したが、65%の取得にとどまったので、次は株式併合によるスクイーズアウト。これに対し、ファンドが反対株主の株式買取請求による価格決定を裁判所に求めるかに注目したい。
そもそも2600円だった価格を市場が急落した3月に2300円に落としているが、今は市場が戻っているし、買収の特別委員会は2472円から3040円と株価算定している。
裁判所がどう判断するかは、今後の実務にも影響を持つので、是非争って貰いたい。