中国、米民主党綱領に反発=「一つの中国」削除で
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米大統領選において、バイデン氏はトランプ大統領の挑発に乗り、どちらが対中強硬かを競い合っています。これまで中国に融和的であった民主党であっても、現在の状況で、中国に対して融和的な態度をとることは大統領選において不利に働くと考えたのでしょう。
ポンペオ国務長官は、米中対立を後戻りできない所まで進めようとしていますが、米国内に中国に対する不満が溜まっていたこともあって、ある程度成功しているように見えます。中国にしてみれば、圧力をかけてディールに持ち込むのが常とう手段のトランプ大統領が良いのか、現在は対中強硬姿勢を示していても中国に融和的なスーザン・ライス女史のような人が政権入りしそうなバイデン氏が良いのか、見極めるのが難しいところでしょう。
大統領選までの時間に、ポンペオ国務長官とその支持者たちが、どの程度まで米中対立をエスカレートさせられるかが、大統領選後の米中関係に影響を与える可能性もあります。ポンペオ国務長官の言動にも注目しなければなりません。バイデン氏かトランプ氏か。大統領選挙に関心を持っている国はアメリカを除けば間違いなく中国と北朝鮮だ。中国はバイデン氏当選を願いつつ、台湾問題では軽くジャブを出したのだろう。北朝鮮は終戦宣言、連絡事務所設置への期待から、トランプ氏再選を願っている。まことに興味深い。
全国党大会で採択される党綱領は今後ー4年間の党の方向性を決める意味でかつては非常に重要なものでしたが(90年代までは激しい争いも)、近年は全く形骸化。それでも明らかな変化に中国は牽制。何も言わない方が一般の人には争点化を防げるはず(既に遅いかも)