民泊仲介の米エアビー、IPO登録書類をSECに非公開で提出
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注目のコメント
すごいなぁ!
過去、何度も「今年こそIPOか」と言われていた米エアビー、世界的なコロナ打撃の逆風の中で、いよいよIPO。
このIPOでは、資金調達はするのか、するとしたら、どの程度の規模なのか、気になります。
マクロマーケットが大変な中でテイクオフできるのは、『本物感』ありますよね…。
(なんというか…ある意味、WeWorkと対照的な…気もします)
コロナ時代の旅行では、
・スタッフと対面接触がない
・他のお客さんと対面接触がない
・食事サービスがない
などが標準的なエアビー宿泊は、消費者ニーズに合っているかな、とも思います。
世界的に打撃を受ける観光産業、宿泊産業、航空産業の中で、
明るいニュースになるのでしょうか。AirbnbのCEOのブライアン・チェスキーが、このpodcastのなかで、コロナ直後の大リストラの実行の経緯や足元の事業の状況、IPOのプランについて詳細に語っていました。
・コロナ直後の1,900人のリストラは非常に辛いものだったが、残された人たちとのコミュニケーションも難易度高く、weeklyの全社セッションを設けることでアカウンタビリティを果たし、士気を維持した
・足元、USの事業は戻ってきている。田舎や自然の多いエリアに気分転換に旅行する、移動してリモートで仕事する人が増えているのが理由。都会の観光需要はなくなったが、中身がシフトしてきておりAirbnbの事業は元のレベルに戻った(positive surprise)
・IPOは準備はしておく。タイミングが違えば1,2年待つ可能性はあるがベストする
https://www.npr.org/2020/08/12/901768355/how-i-built-resilience-brian-chesky-of-airbnbエアビーは、宿泊者とサービス提供施設と両方から仲介手数料をとるという見せ方をしており、他のOTAよりも高い手数料率が許容されています。それがどのように開示されるか、どのような波紋を呼ぶか楽しみです。
ビジネスモデルが数値として明らかになるのは様々なことを赤裸々にします。
オフラインでの新たな出会いや体験に重きを置いて、一般的なOTAがマッチングの最適化しているだけ以上の価値を新たに創造していたと考えていますが、果たして今のコロナ禍でそれがユーザーに響いているのか?
少なくとも日本では単に「安い民泊宿がある」みたいなブランドになっており、すでに本来目指した価値がワークしていないと思っています。他の国はどうなのか、各国ごとの数値が開示され分析が加えられるのか等、届出書類読ませていただくのがwework以来にワクワクしております。