(ブルームバーグ): 米オラクルが中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の一部事業に買収提案を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。マイクロソフトに対抗する。

関係者が匿名を条件に語ったところによると、オラクルは、ティックトックの米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド事業買収に向けた連携を探るため、ベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタルなどと予備的協議を行った。

これまでのところ、ティックトックの親会社、北京字節跳動科技(バイトダンス)との交渉を公式に認めているのはマイクロソフトだけだが、オラクルの参入により、マイクロソフトの交渉上の立場が弱まる可能性がある。

オラクルにコメントを求めたが返答はなく、バイトダンスとセコイアはコメントを控えている。オラクルの動きについては、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。

原題:Oracle Said to be Weighing Bid for TikTok’s U.S. Business、Oracle in Talks to Buy TikTok’s U.S. Business, FT Reports (1)(抜粋)

©2020 Bloomberg L.P.