日本人が意外に知らない…世界一売れている「日本のおかき」の正体
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日本からフランスを訪問する人に訪問先への手土産に何が良いか聞かれることが時々あるのですが、まず伝えるのは洋菓子は難しいということ。日本の洋菓子は本場のそれと比べ甘さやバターのリッチ感といったパンチに欠け不発に終わるケースが多いのです(六花亭のマルセイバターサンドは別。あれは無敵)。
他方で本格的な和菓子も目を楽しませる一方で餡子の甘さや食感が苦手という人も少なくないので要注意。
というわけで、おかきのような日本の塩っぱいお菓子を提案することがあります。ポイントは食後のデザートでは無く食前のアペリティフに食べて下さいと訪問先に伝えること。特に見た目に楽しい小袋に包装されたものなどは結構高打率のようです。
ともあれ日本の米菓、海外でも結構いけます。ただこの記事を読んだ正直な感想は「どうして岩塚製菓は旺旺集団になれなかったのかなぁ」というものでした。未開のマーケットに果敢に挑んだ旺旺集団に敬意を感じる一方で、良いものを自らの手で広げることが出来なかった日本で時々ある話の一例との印象もあり、この面での分析も読みたいところです。ワンワンは中国のコンビニやスーパーへ行けばだいたい置いてあるお菓子メーカーで、わたしが20年前と10年前に中国滞在していた頃には既に市民権を得たブランドになっていました。
パッケージのデザインまでもが日本のそれとソックリなので「パクリやん!」と軽い憤りを感じながらも、よく食べていました。
それがまた実際に食べてみると、味までもがソックリで、
うまく言えないのですが腹の底から複雑な気分になったものです。
そういうことだったのですね。いま府に落ちました。
まさか30年以上も前から日本の製菓メーカーの技術提供を受けていたとは存じませんでした。
確かにアジアや北米など世界が認める美味しさです。
アジアの安い米で、アジアのコスト安の工場で製造し、
広く世界へ、手軽な価格で、日本の美味しい煎餅を提供されてるのですから凄いです。
この記事の主旨は、台湾の青年が新潟の製菓メーカーに足繁く通い、3年かけて日本の煎餅の技術提供を口説き落とし、その後その青年の会社は今や世界的な製菓メーカー企業になった、という話です。
しかし、美談としてほっこりするのではなく、なぜ日本メーカーは海外進出で遅れをとったのか?というところまで知る必要がありそう。