[メキシコ市 13日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカ<AZN.L>の幹部は13日、新型コロナウイルスワクチンを巡る大規模な臨床試験(第3相試験)は11月か12月までに終了する見込みとした上で、メキシコ、アルゼンチン両国政府との契約に基づくコロナワクチンの生産は来年第1・四半期にも開始可能と表明した。

同社のメキシコ部門責任者のシルビア・バレラ氏は、中南米向けの生産について、まず1億5000万回分、その後少なくとも4億回分に拡大すると指摘。価格はまだ確定していないが、1回当たり4ドルを上回らないだろうと述べた。

アルゼンチンのフェルナンデス大統領は12日、アストラゼネカが開発を進める新型コロナワクチンを同国とメキシコが大半の中南米諸国向けに生産すると発表した。ブラジルを除く全ての中南米諸国に供給するという。

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