モーリシャス座礁、タンクの燃料回収完了 再流出を回避
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流出した燃料の種類は重油が主であったということですが、重油は海洋中に長期にわたり残存するだけでなく、海水や海中のごみを含むことで体積が何倍にも膨らみ、汚染が広範囲になりやすいです。
現在は現地住民などが手作業で油を掬い取りドラム缶に入れるとともに、(本格的なオイルフェンスがまだ届かないので)麦わらの防護壁でサンゴ礁を緊急ガードしているとのこと。応急処置的な対応が続けられています。https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd4b73dd2d1a1f1d710482aa27a01a6e773a840
流出をいかに防ぐかのフェーズから、流出してしまった1000トンを超える重油をどうするかのフェーズに移りつつあると思いますが、油の移動や沈殿を計算したうえでの、プロによる防除作業が必要です。掬い取る以外にも、中和剤(分解を促進し天然の微生物により浄化されやすくする)やバイオレメディエーション(微生物分解を人為的に行う)などの可能性もあります。状況を分析したうえでの早期の対応が望まれます。お、まずは最悪の事態は脱出ですかね。
恐ろしいのは、海洋系の生態系にダメージが出ると、10年単位で復活まで時間が掛かってしまうことですね。
何はともあれ、最小のダメージであることを祈ります。日本の船舶が関係する、日本の領海外での国際海難における日本政府の役割は何か?
海難審判庁の前に、行政としてやるべきことがあるはずなのだが、政府の動きが見えない。
民間企業が対応できる範囲を越え、深刻な損害が生じているのに、まるで他人事のようだが、そういうものなのだろうか?
政府の権力行使は抑制的であってほしいが、生物資源や環境保護の観点から何かやりようはないのだろうか、と思う。
辺野古の環境破壊を率先している政府だから、そもそも無理か?