首相、お盆帰省の自粛求めず コロナ、緊急事態再発令を否定
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旅行自体を禁止しているわけではない。その理屈からすれば、帰省も自由です。
ただ、現在は新型コロナウイルスの感染拡大という「有事」であることは間違いありません。有事の際に最もやってはならないのは、習慣、慣例、年中行事などを「ルーティン感覚」で漫然と継続すること。言い換えれば、誰もが同じ時期に同じ行動をしようとすることです。感染防止の観点で意識しなければならないこともそうですが、今までのやり方を変えることを求められているのが現在です。これまでのやり方を頑なに変えようとしない態度では、感染防止策の徹底なんてできるわけがありません。
感染防止のキーワードは「分散」です。それを意識しているか否かで自ずと行動は変わってくるはずであり、そこから考えれば方向性は明確。つまり、帰省をするにしても、お盆ではなく他の時期に帰省するのが「分散」を意識した最低限の行動ではないでしょうか。
もちろん分散ですから、それでお盆の時期が閑散とするようであれば、一部どうしてもこの時期しかない人たちがお盆に行動ができます。このことからすれば、やはり大切なのは年中行事を意識することではなく、どのタイミングで親と子が顔を合わせられるかという実質の部分でしょう。