[ソウル 5日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は5日、スマートフォン「ギャラクシーノート」と折りたたみスマホの最新モデルを発表した。スマホ市場が新型コロナウイルスによる打撃から回復しつつある中、中国・華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]や米アップル<AAPL.O>を相手に巻き返しを図る。

サムスンは新型コロナの感染が拡大し始めた今年2月にプレミアムモデルスマホ「S20」を発表したが、ファーウェイの低価格モデルに押され、スマホ市場の首位の座を同社に奪われた。

折りたたみスマホ「ギャラクシー Z フォールド2」のディスプレイの大きさは、本体を閉じた状態で6.2インチ(15.75センチメートル)、広げた状態で7.6インチ(19.3センチ)。

前モデルよりも薄型で、ヒンジ部分の耐久性が向上。9月1日に価格などの詳細を発表し、予約受付を始める。

新モデル「ギャラクシーノート20」は、ディスプレイが6.7インチ(17センチ)に拡大し、次世代通信規格(5G)に対応。Sペン機能を向上したほか、マイクロソフトのXboxクラウドサービスとの提携により、ユーザーは100以上のコンソールとパソコンゲームにアクセスができる。

米国など約70カ国で8月21日に発売する。米国での基本バージョンの価格は999ドル。前モデルは949ドルだった。