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『ポピドンヨードによるうがいは新型コロナを改善させる』は本当か?医師が解説

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    東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

    Yahoo!個人の記事を更新しました。

    大阪府の吉村府知事から、『ポピドンヨード(商品名イソジン)のうがいが新型コロナウイルスの量が減る』という趣旨の発表があり波紋を呼んでいます。

    現場の医師からみるとちょっと心配になる情報発信ではと思い、医師の目から解説しました。

    要旨は、

    ▶ポピドンヨードによるうがいは、『風邪予防に有効ではない』という研究結果がある
    ▶『唾液検体でPCR検査が陰性化すること』と、『新型コロナによる悪化を防ぐか』は、似ているが、同じではない
    ▶『うがいでPCR検査が陰性化』は、新型コロナの感染がないことを示すかどうか危うい
    ▶うがいは、『一時的に人に感染させるリスクを減らす』にはいいかもしれない
    ▶口の中を清潔に保つ、『口腔ケア』自体は重要

    ということです。
    ご参考まで…


  • 日本鋼管病院 呼吸器内科 呼吸器内科医 | 医学博士

    【話題のイソジン‥早まってはダメ】

    問題点として・・・

    ①見かけ上の陰性
    ②副作用に注意
    ③必要な人が困る

    ということが考えられます。

    ①見かけ上の陰性

    今回の研究は「唾液」の検体で新型コロナウイルスが居るかPCR検査の陽性率を検討しています。そもそも「水うがい」だけでもウイルス量は減るかもしれませんので「イソジン」の効果か分かりません。
    そして最も問題なのは「偽陰性」(本当は「陽性」なんだけど検査は「陰性」)が増える可能性があります。口の中のウイルス量は減っても鼻腔、気道(気管や肺)のウイルスは調べられていません。今回の唾液で陰性でも、本人の中にはまだウイルスが居て、口の中が陰性だからコロナが改善した、とは言えません。

    ②副作用に注意

    イソジンの主成分はヨードですが、身体の中では甲状腺ホルモンの原材料でもあります。定期的に「イソジンうがい」をして少しずつヨードが身体に吸収されていくと、身体が勘違いし、本当に必要な甲状腺ホルモンが低下(甲状腺機能低下症)してしまうことがあります。この現象は『ウォルフ・チャイコフ効果』と呼ばれています。
    イソジン1mlあたりには7mgのヨードが含まれており、昆布、わかめ、ノリなどの海藻に含まれるヨードより桁違いに含有量が多いことが知られています。間違っても飲んだりしてはダメです。

    ③必要な人が困る

    「イソジン」で一番思い当たるのが、手術の前の手洗いや手術前の消毒です。ただでさえ、全世界で手指消毒のためのアルコールが不足しており、医療現場でも診療に使用している消毒用の物品の確保に困っている現状です。特に手術の前には清潔に皮膚を切ったり縫ったりするために、外科医は手をイソジンで入念に消毒したり、手術を受ける患者さんはイソジンで手術をする場所を丁寧に消毒されてから治療が開始されます。本当に必要な場面に使用できなくなってしまうと助かる人も助かりません。

    →話題のイソジン 早まってはダメー‥という結論。

    新型コロナ情報に敏感になることは大切ですが、正しい情報を充分に理解して活かしていくことが大事です。


  • 株式会社スマイル 代表取締役

    吉村知事も軽率だったかも知れないが、それよりもなによりも、すぐにイソジンが店頭から無くなる、一般人の行動よ!

    普通に考えて、これだけコロナコロナって連日ニュースになってて、世の中の医師・製薬会社が血眼になって対応しているのに、たかが知事が言っただけで、本当に効果があると思って買い占めるって…

    この民度の低さに情けなくなって来ます…

    ちょっとは自分の頭で考えないのかなぁ…


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