新型コロナ 尿検査で重症化を予測できる可能性 研究グループ
NHKニュース
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血中の酸素濃度(SpO2)よりも早期に重症化を予測できる指標であれば、
しかも簡便な尿検査ですし、
実際に活用されうると思います。
重症化が予測された時点で治療を開始するかどうかは検討課題ですが、
少なくとも、その時点で無症状~軽症の人を、自宅療養やホテルでの経過観察とするか、重症化のリスクがあるため入院管理とするか、のふりわけの指標となりうりますし、
自宅で急変する例を回避するためにはとても有用です。L-FABP L型脂肪酸結合タンパク、は、予測の難しい急性腎障害の早期発見、早期治療のために開発された腎不全マーカーのひとつで、東京大学の急性腎不全研究グループが多くの論文を出しています。今回の研究グループも、東大の同グループ出身の研究者が中心となっているようです。
ICUに入室する患者の3割が腎不全を発症すると言われており、L-FABP のも測定も、主としてICUでの管理が必要になるような重症患者が対象になります。
コロナの重症化も言ってみれば感染症の重症化なので、肺だけではなく、腎臓、肝臓、膵臓などの重要臓器が次々に傷害される多臓器不全に移行すると致命的になり得ます。コロナの重症化が高い精度で予測できるとなれば、患者の層別化が可能となり、重症化のハイリスク集団をより明確にとらえることができます。重症化を阻止するための治療戦略を検討する上で、有意義なものになると思います。尿細管障害の早期マーカーなので、これが上がっていればSpO2も下がっているでしょう。他の炎症マーカーも。
後遺症としての慢性腎不全予測としての方が有用そうですがそれは今後の検討なのでしょうね。